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YSEの教育の特徴                                                     

 YSEでは世界を視野に入れたコミュニケーション能力を身につける事を目的とし、将来あらゆる場面に対応できる英語を自由に駆使できる様、バランスのとれた英語教育を通して、子供達の知的・感情的発達を目指します。インターナショナルスクール受験のための準備、インターナショナルスクールに通う方が学力を上げる、帰国子女の方が英語力を伸ばし続ける、日本の教育を受けながら米国の学校で 教えられる英数理社の科目を学習し留学に備える等、通われる生徒皆様のバックグラウンドやニーズは様々ですが、YSEでは日本人が家庭や学校で学んできた知識・言語に相当するものを全て英語で同様 に順序立てて学びます。

学習方法

  何故これ程たくさん英語スクールがあるにも関わらず伸びないのか、TOEFLアジア再下位グループから抜け出せないのか?人は生まれたときから莫大な時間をかけて母国語で育ち、その言語で全ての教育を受けます。第二外国語を学ぶ時間と同じ時間をかけることは確かに物理的に不可能でしょう。特に英語と日本語は発音に用いる舌の動きから、基本的文法に至るまで何もかもがあまりにもかけ離れています。多くの人が途中で挫折してしまう原因は、やはり偏った学習方法にあることに気付きました。正しい発音で話せるということは、聞き取れるということに繋がります。頻繁に‘英語のシャワーを浴びる’という言葉を耳にします。それはごく初期段階に導入として幼児が聞き取る、言語に慣れるという意味で は大切なことかもしれません。しかし、いつまで経ってもそれだけで良いのでしょうか?大人数をクラ スに入れ、英語のシャワーを浴びせ続けたところで本当に子供は英語を話せるようになるでしょうか? 日本人の子供が自宅で親と会話する時間が週に4時間しかない状態で、日本語のビデオだけ見ていてれば正確に話せるようになるでしょうか?対話があってこそ幼児は言語を習得します。利益追求型の先生1人に対する大人数の生徒で構成されているクラスでは、語学力が伸びることはまずありません。日本の幼児や小学生向けの英語スクールの大量生産がやはり障害になっていることは言うまでもありません。実際数多く存在するスクールの結果がTOEFLの結果で出ています。では聞く耳がある程度できたところで何をすれば伸びるのでしょうか? 実際に使えるボキャブラリーが増えることで、書ける、読める、話せる、の能力の幅が広がります。正しく聞く力に語彙力が増加することにより、返事を返すことができる。返事を返せることにより、会話の中から表現を覚える。表現を覚えたことにより、文章を作成できるようになる。文章を作成できるようになり、読解力が身につく。YSE ではこの作業の循環により、更なる語学力の発展を目指します。よく、‘会話ができるようになりたい’と希望される方がいらっしゃいますが、つまりは英語の総合力を 伸ばさないと本当のコミュニケーション能力は身につきません。全ての練習が相互に絡み合ってバランスがとれてこそ力がつくのです。(幼児が語学を習得する方法と大人がする方法はもちろん違いますが 最終的に習得しなければいけないものは同じであり、あくまでアプローチが違うだけです。)最初に基本となる構文や単語力、読み書きの練習等を全て、読む、聞く、話すという3本立てで練習することは最低限必要であり、そこから初めて本当の語学力を伸ばすためのスタートとなります。(そのためには、特に発話練習が要をなす幼時期には少人数制のクラスでなければ、ブロークンイングリッシュが身についてしまいます。これは本当に恐ろしいことで、一旦身についた発音の悪い癖はある年齢 を境に修正がききません。)その際、最も効率的に英語を覚えるために五感をフル活用しなければなりません。例えば単語を学ぶ時、書くだけではなく、実際にその単語を発音し、それをまず基本的な構文の中で表現をする。書くだけではなく、口頭で表現し、さらに講師からその単語を用いた質問を受け、答える。またその単語が出ているストーリーを読むことでどのようなニュアンスで用いられるかが理解でき、その単語のニュアンスも含めて理解した上で使ってみる、そして間違って使うと先生から訂正される、ことにより学びます。また音読をすることで発音の練習ができる。この様な方法を用いてあらゆ る感覚を刺激し、インプットした単語をアウトプットすることで定着させます。

教材

  YSEでは、米国の幼児用の教材から中学生までの教材を用います。幼児用のフォニックスから、サイエンス、社会、地理、数学等の教科書を基本として用い、放送劇をしたり、パブリックスピーキングを行ったり、教室の中の教科書を通して学ぶことを含み、読み書き(音読も大切な練習)、又、口頭で表現し、伝える練習を重点的に行います。単に英語を読め、書けるだけでは完全に英語をマスターしたとは言えません。必ずYSEでは口頭で表現する練習を行います。話すことが出来ると言えるようになるためには書いていること、読んでいることを自分の言葉で表現できてこそコミュニケーション能力が身についていると言えるのではないでしょうか? 想像してみて下さい。例えば、とある生徒が英語で世界地理を学んでおり、現在、大陸の分野を学習しているとします。「ヨーロッパ大陸に属する国々は青に塗り、アメリカ大陸に属する国々を赤に塗り ましょう。」という出題をしたとき、世界地図を見せて「ここまでがヨーロッパ大陸です。はい、色を塗りましょう。」と言えば子供たちは何の問題もなく色を塗って終わることでしょう。おそらく、聞いているだけで子供たちは理解したつもりになってしまっています。しかし、ヨーロッパ大陸がどこかわからない人にどこがアジア大陸との境界線かを地図を用いずとして英語で口頭にて本当に伝えること ができるでしょうか?お子様が自宅に持ち帰った教材だけ見ても、どのようにどこまで教室で指導されたかは分かりません。この様な学習全ては子供たちが将来正しく読み書きをし、口頭で表現ができるための基礎となります。 本当の語学力をしっかり定着させるためには、読み書きだけでは効率が大変悪いです。学習する教材内容も大切ですが、どの教材を用いているかということ以上に、どのように用いて教えているかが最も大切だといえるでしょう。

 

クラス

  バイリンガル教育に必要な時間と授業の質  最近の英語ブームを見ていて、与える側の姿勢、又、学習方法を選択する保護者の方の姿勢を見ていて、本当に知って頂きたい経験や助言をどの様にすればいいのか非常に困惑することがあります。ある特定の言語を2000時間勉強したとき、初めてその言語をある一定のレベルまで習得した、と思う段階に達する数字であると語学専門家は語っています。また、10歳の時点で最も流暢に話している言語が生涯母国語として残るとも言われています。そして、時間と同様、バイリンガルに育てあげるために最も大切なもう1つの点は、先生対生徒の人数比率です。日本語が母国語の子供たちに多く囲まれて学習するときにポイントとなるのは、英語を話す先生の数対生徒の数ですが、それはなぜなのでしょうか?英語のみを話す生徒に囲まれている海外転勤の駐在員のお子さんと違い、周囲の環境が日本語を母国語として話す生徒がほとんどの場合、先生の数に対して生徒数が多ければ多いほど、どれだけクオリティーの高いプログラムを提供しても習得の時間効率が大変悪くなります。生徒数が6人の所に比べて12人のクラスならその2倍以上の効率は落ちると言っても過言ではありません。例えば、スピーキングやリーディングの発音練習を120分するクラスがあります。6人の生徒対1人の先生なら、生徒1人当たりに割ける時間は20分間あります。しかし、12人の生徒になると、わずか10分しかありません。子供はただ聞いているだけで言語を習得することはありません。アウトプットする機会や自分が話す英語を修正される機会が多いほど語学は成長します。効率的な学習により6歳までにベースとして必要な言語能力を身に付けていれば、6歳からの各科目の勉強が年齢相応以上の学年レベルで始められます。 歌、ゲーム、フォニックスやフラッシュカードだけを中心に用いた学習方法は低年齢まではある程度の益がありますが、それ以上の単語力、読解力、理解力、表現力を身につけるためには英語のシャワーだけでは不十分です。より難しい単語は意味をしっかり理解し、適切に発音し、会話中に使用できてこそ、初めてナチュラルスピードで聞き取れるという、言語習得初期段階とは違う過程で英語力が伸びることをご存じない方がほとんどです。YSEでは生徒同士がただ英語で会話し、歌やゲーム、フラッシュカードのみで習得する形の会話クラスを運営していません。アメリカの生徒が使う教科書を用い、語彙の意味、発音練習、読み書きの基本を教え、読解力確認の為に個々人にQ&Aを行い、意味を確実に理解しているか、また自分が読んだ ストーリーを自分の言葉で表現できるかの確認作業を丁寧に行い、更に口頭で反復し、オーラルモータースキルを向上させ、表現力を身につけ、練習を繰り返し行います。よってレベル1や2の初級クラスにおいて英語での発話力がまだないクラスにおいても、総合力を伸ばすのに必要な学習を順序立てて行うことにより、現在のレベル3以上のクラスに見られるような英語のみで進行できるクラスが出来上がっています。

 

学習時間

  子供達が語学を母国語に近い状態で習得するためには何歳までにどれだけ話せることができる様になっていればいいのでしょうか?私の経験から実感した事や知っている様々なケースを皆様に一度ご紹介したいと思っています。単純に考えても、子供達が起きている時間の6〜7割以上の時間を話して過ごしている言語が、強くなることは当然理解できます。既に家庭で幼いときから話している第一言語があって、第 2 外国語を母国語に近い状態まで習得したい場合、せめて一番言語を柔軟に母国語として習得できる年齢の時に5 割はその言語で過ごすことが理想的と言えるでしょう。

例えば子供が12時間起きているとして1週間の合計時間を産出してみます。 12時間×7日=84時間(1 週間の起きて過ごしている時間) 84時間の5割=42時間/週(1 日あたり6時間) 84時間の3割=約25時間/週(1 日あたり3.6時間)

 

  週5日授業を受けて、2年も経てば(合計約1600時間)同年齢のネイティブの子とほぼ同じように英語は話せるようになりますが、諸事情により、週5に満たない日数しか出席できない方も多いので、その場合家でどれだけの時間、英語漬けにしなければ中途半端に終ってしまうかが上記の数字を見ても解って頂けると思います。YSEへの通学日数が少ない生徒の保護者の方は、YSEからお渡ししている多読用の本を使用して頂き、貸し出し教材を駆使してご家庭でも英語に触れる時間をお持ち頂きたいと思います。週末に時間を確保するのが難しい場合は平日に時間を確保出来るようにして頂ければ、はるかに違います。2000時間以上を達成できれば読み書きや単語のレベルもキンダーレベル以上に達し、その後の学年からは日本の小学校へ上がっても米国の小学生と同じ教科書やワークブックを引き続き用いて科目学習がスムーズに行えます。子供が英語力を伸ばすには、量も質も同じくらい大切です。量を確保しなければどうしても毎日多大な時間を過ごしている学校の言語が強くなります。無理なお願いかもしれませんが、英語と日本語という言語的にかけ離れた2ヶ国語を習得しようとする場合、質の高い環境がなければ大変難しいと言う事をご理解していただきたいと強く願っています。

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COLUMN (日経 Tech On :YSE 記事 2007年)

技術経営戦略考

「困った」は新事業開発の母である

教育

2007/08/01 15:46

英語教育だけじゃ足りない

  もう一つの事例として、阪神間で英語の幼児教育を提供しているYSE というプリスクールを取り上げたい。YSE を立ち上げたのは、自らバイリンガルとして育ち、英語教育の業界でも経験を積んだ女性である。彼女は、自分の子供を、国際的に受け入れられる価値観やしつけを身に付けたバイリンガルに育てたいと考えた。ところが、日本国内でそれを実現すべくスクールなどを探してみたが、自分の求めるサービスは国内には存在しないという現実に行き当たったのだ。

もちろん英語教育を提供するスクールは数多く存在する。しかし、英語教育に携わってきた彼女を満足させる少人数制のきめ細やかな教育を提供するスクールはなかった。不幸なことに、英語に親しんだことのない親たちは、既存のスクールのサービスがどのようなものかを判断する目さえ持ち合わせていないようだった。

ないなら自分で始めるしなかいと、自ら米国の学校で教員研修を受けた。こうして、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを組むことを特徴とした英語教育のプリスクールを自宅で立ち上げるのである。現在は、自宅から広い庭付きの外国人向け住宅に場所を移しているが、このスクールはまだ創業期である。今はあえて Web サイトも作らない戦略を採り、口コミのみで着実に生徒数を増やしている。

3 層構造で分析してみる

  YSE の場合、深層には「単に英語をマスターすることを目的にするのではなく、価値観やしつけまで身に付けられる」「学校のようなマス教育ではなく、少人数、独自カリキュラムの個別教育」という、これまでの英会話学校にはなかったコンセプトがあり、表層には、ターゲットを経済的に余裕のある知識層に絞り込むビジネスモデルがある。邸宅を教室にする、宣伝はせず口コミを重視するという形態は、その一環といえるだろう。この形態がうまく機能するためには、目の肥えた知識層や富裕層の保護者に十分納得し信頼してもらえる仕組みが必要だ。それを実現するのが中継層で、創業者が持つ英語教育に関する知識と経験や、優秀なスタッフを常に確保できる人的ネットワーク、米国で最新情報が収集できる仕組みなどがそれに当たるだろう。

今回取り上げた二つの起業は、起業者が消費者として「困った」と感じたことを出発点として、これを解決してくれるサービスを探したが見つからず、結局は問題を解決するサービスを自ら立ち上げてしまったという事例である。「これまでになかった」ということが競争力の原泉となり、支持を集め事業は急成長している。 案外見落とされがちだが、これはアイデアを見つける方法として有効な手段だと思う。自社の持つコアコンピタンスにとらわれすぎると、なかなか表層のビジネスモデルに繋げていくことができない。自らが突き当たった問題点を追求していくことで新たなビジネスモデルを発見し、それを展開して大きなコンセプトを構築していく。このコンセプトを基に具体的な事業を設計し、さらに消費者の目線でそれを検証する…。

いずれにせよ、最初の一歩が重要なのだと思う。あなたが見過ごしてきた「困ったこと」はないだろうか。ひょっとすると、それが新事業開発に繋がっていくかもしれない。大事なことは、そこにある問題に気付く力なのだ。この力が何らかの要因でスポイルされていないか、ちょっと振り返って考えてみることも無駄ではないだろう

 

著者紹介

生島大嗣(いくしま かずし) アイキットソリューションズ代表

大手電機メーカーで映像機器などの研究開発、情報システムに関する企画や開発に取り組み、様々な経験を積んだ後、独立。既存企業、ベンチャーのビジネスモデルと技術の評価、技術戦略と経営に関するコンサルティング、講演などに携わる。現在は、イノベーション戦略プロデューサーとして活動している。生島ブログ「日々雑感」も連載中。執筆しているコラムのバックナンバーはこちら。

本稿は、技術経営メールにも掲載しています。技術経営メールは、イノベーションのための技術経営戦略誌『日経ビズテック』プロジェクトの一環で配信されています

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